大卒の社会人でキャンパスライフに後悔がない人など殆どいない。私自身、社会人になった今は後悔することばかりである。
しかし一方、社会に出てむしろ学生の時やって良かったこともはっきりしてきた。この記事では「大学生活を有効に使えている自信がない」「別に今やりたいことは特にない」「もう遊び尽くした」という学生向けに、おせっかいだが私自身のキャンパスライフの後悔とやってて良かったこと等を書く。
基本的には、社会に出た後「どうせやることになる面倒事」を前倒しで済ませる、社会に出た後「失敗したときの逃げ道を用意する」のがオススメだ。以下内容はあくまで一個人の意見であり、押し付けるつもりは全く無い。正直とにかく遊んでほしい。
「大学でやっておけば良かったと後悔したもの」
趣味づくり、小説・ドラマを楽しむ、マイナンバーカード作成、投資信託、保険を考える、海外留学etc…。
「大学でやらなくても良かったと後悔したもの」
大酒、オール(一夜漬け)、出会系アプリ(男性のみ)
「大学でやってて良かったと満足したもの」
アルバイト型の長期インターンシップ、運転免許取得、パスポート取得、クレジットカード作成、体育会系の部活を1年半で辞める、歯の治療・矯正、友だちづくり、恋愛、卒業要件単位の取得(ストレート卒業)、基本的なPC操作の習得、資格の勉強、貯金
ここまでがこの記事の要約である。以下でそれぞれ詳しく説明するが、結果的に長い文章となってしまい申し訳ない。
目次
趣味づくり
新たなことにチャレンジするとき、下調べ・準備に多くの時間がかかる。
例えば、私が登山を始める際、登山用のシューズ・リュックはいくらするのか?そもそも本当に必要なのか?登山アイテムは専門店が良いのか?アマゾンで注文しても同じか?登りやすい山は近くにないのか?そもそもこの山まで駅からどうやっていくか?天気は?
…など準備が面倒であった。しかし一度用具を買って経験してしまえば次からは楽だった。最近は行っていないが、今は山登りしたいと思ったらすぐ行けるし趣味といえる。
趣味は培うものである。個人的に無趣味もありだとは思うが、何も趣味を培わないまま大人になり老後を迎えるのは味気ない気もする。
時間と気力があるうちにいろいろ趣味に手を出しておけば、社会人になったときの良いリフレッシュになるし、老後はとても助かるのではないかと思う。
小説・ドラマを楽しむ
要するに物語をじっくり楽しむのである。映画でも良い。自己啓発本やビジネス書などは読むが、小説は殆ど読まない人が多いと思う。
その理由は、物語を楽しむにはまとまった時間が必要だし、集中していないとすぐに飽きてしまうからだと思う。
しかし心癒やされるのはやはり物語。一度買えば何度も見返すことができ、その度幸せな気持ちにさせてくれるためコスパは良いのだ。
物語を楽しむのは時間はかかるため、社会人になったらどうしても避けがちになる。その点でも学生のうちに楽しんでほしいが、物語に興味がない人はぜひ他の楽しいことに没頭してほしい。
今はKindleアプリとアレクサアプリの2つをスマホに入れればお風呂で聞き流すこともできる。スマホゲームで目が疲れている学生は物語を音で聞くのもオススメだ。
マイナンバーカード作成
理由は単純。社会人になると市役所に行けるタイミングが減るため、申請のタイミングを見つけにくいからだ。緊急度はかなり低いが、マイナンバーカードの重要性は将来的に増えていくため学生のうちに作るべきだと思う。
またカード受取には申請から約1ヶ月程度かかる。欲しい!となってから行動してもすぐにはもらえない。そのため早めに作ることを勧める。
投資信託
社会人になってから投資信託等のお金の勉強するのは面倒だと思う。それでもお金の勉強はしないといけない。なら学生のうちに勉強しておけば良いのでは、と思ったため書いた。
私は三井住友トラスト・アセットマネジメントの国内外の公社債を含むバランス型商品に毎月3,000円の積立で寝かせているが、もっと早く始めればその分長く運用が出来たのにと少し後悔している。
また経済学部の学生も講義を受けているからと高を括らずにお金の勉強を自分でした方が良いと思う。
そもそも税金、年金、保険、投資信託、株式投資、証券取引、FX、仮想通貨、会計学、マクロ経済学、ミクロ経済学、法律、Fintech、主婦の節約術、消費者金融など、普通の人が生きていくために必要なお金の知識はとても幅広いからだ。
正直に書くと、FP1級の勉強をしている私自身(金融業)も本当にわからないことだらけである。Youtubeにもお金の勉強動画がたくさんあるため、暇なときは少しでもそれで勉強してほしい。
オール・一夜漬けは勧めない
私はRound1のスポッチャやカラオケでオールをしたが、次の日も丸1日ムダになるだけで特別楽しくはなかった。特に意味はないし思い出にもならない。
次の日にアルバイトが入っていたらそれこそ最悪である。そのためオススメできない。
大酒も勧めない
そもそも酒は高いし、悪酔いして犯罪を犯したらあなたの人生が崩れるのだ。
好きなものを否定する気は一切ないのが、程々にした方があなたのためだ。
また、酒は老後でも楽しめるのだから後回しでも良いはずだと思う。
IT企業等のアルバイト型長期インターンシップ
就活でアピールできる、多少はPCスキルが身につく、少し多めに稼げる、大抵は初期研修があり初心者でも応募しやすい等、今思えばメリットしかなかった。
確かに普通のバイトの方が敷居が低くて始めやすいのだが、私のように18歳まで田舎で受験勉強だけして生きてきたような「何もない学生」こそ、普通のバイトをするくらいならIT企業のインターンシップで稼ぐ方が良いと思う。
他には、社会に出る前にホワイトカラーの正社員(大卒)が実際に働く姿を見れる、仕事を教えてもらいながらPCスキルが少し上がる、うまく行けばそのまま正社員採用もあるといったメリットもある。
運転免許取得
首都圏なら普段車は必要ないが、車があると遊びに行ける場所の自由度が上がり、「大学生の定番」のBBQや海にも行きやすい。
むしろ免許を取ることで初めて、車が必要な外遊びに出かけたくなるのではないだろうか。
また経験上、100%ではないが友達と車で遊びに行くとき運転していれば皆からご飯をおごってもらえるかもしれない。約束はできないが。
ただ、自動車学校の受講料はオートマ限定でも30万くらいするし、合宿免許でも最短約2週間はかかる。面倒なのはとてもわかるが、早めに取ってドライブを楽しんでほしい。
ちなみに、あるニュースの報道では、自動運転は2025年を目処に技術的に可能になったとしてもタクシー業界や自動車メーカー、駐車場の持ち主等の利権を脅かすため日本への導入はまだ先になるかもしれないと言われていた。
あくまで私個人の感想だが、残念ながら今の学生はまだ車の運転から逃れられないと思う。
パスポート取得
マイナンバーと同じく社会人になってからパスポートセンターに行こうとしても空いていないし混んでいて取るのは面倒だ。早く海外旅行の計画を立て、ついでに作ってしまうことをすすめる。
私は戸籍謄本が必要だったため、本籍地から取り寄せる手間が発生して時間がかかった。旅行計画を立てたらすぐに作らないと間に合わないかもしれない。
クレジットカード作成
クレジットカードがあると資格試験の受験申込みや航空券・ホテルの購入・水道光熱費の支払い等がすぐにできる。私が愛用している楽天カードは学生でも無料で作れて、ポイントすぐ貯まるのだが使い過ぎに注意だ。
ただ、周囲の学生はほとんど親のクレジットの家族カードを使っていた。そのため、まだ持っていない学生は自分で作る前に一度家族カードを親に頼んでみるのもアリだと思う。
体育会系の部活を1年半で辞める
私は合気道部に所属していたが、大学のキャンパス移転でキャンパスと道場が離れてしまい、他にやりたいことがあるのに移動時間・交通費がもったいないと思い辞めた。
就活で体育会系アピールをするつもりがなく、他にやりたいことがある人は無理にサークル・部活を続けなくても良いと思う。
私は辞めたおかげでブログを含めやりたいことが出来たため全く後悔はしていない。
歯の治療・矯正
歯は一生モノである。
歯科医院の治療代は本当に高いし、期間も長くて1年半かかるという人もいる。虫歯にならないよう定期的に歯石とってもらうことも重要。
私の場合、検診や歯石取りは数千円だったため学生でもギリギリ出せる人もいるのではないだろうか。歯医者に通うときは回数がかさむので、学生のうちにぜひ歯科検診に行こう。
ちなみに私は歯並びが悪く最近治療とは別に歯列矯正で歯医者に通おうとしたが、営業時間的に土曜日しか通えそうになく、かつ見積もりが総額120万円くらいになったため諦めた。
友達づくり
遊ぶときは複数人の方が楽しいことも多いはずだ。逆に友だちがいることで、格段に遊びやすくなる。
また社会人になると同年代とつるみにくくなるし、愚痴る相手にもなる。そのため大学で今後も仲良くしたい友達を探し、積極的に馴れ合いに興じておこう。
恋愛
日本はジェンダーの棲み分けが進み、男女比が極端に偏っている業界・職種が多く、社会人は自然な出会いは少ない。
実際私の会社も男女比が偏っていて圧倒的に女性が多い。ということは他の会社は男性ばかりということだ。
だからこそ時間があるうちに恋愛にのめり込むのも大事だと思う。社会人になってから学生の恋愛はできないのだから。
卒業要件単位の早期取得(ストレートで卒業)
私は大学を留年する学生に対し、本音では
「よかよか!20代の若者なんて遊びまくって当たり前ばいw(九州弁)」
と無責任に思っているが、現実社会は冷たい。
まず留年したら就活で言い訳を考えなければならない。これは難しいと思う。
また取っている単位がギリギリのラインだと、就活・院試のとき
「頑張って内定を取っても、もし卒業できなかったら内定取り消し」である。あまりに残酷な現実に精神的にかなり追い込まれると思う。
また同級生が消えて寂しい思いをするし、まず親が黙ってはいないだろう。
総じてあなたの味方が一気に消えるのだ。極力ストレートで卒業しよう。
また、そもそも1年卒業が遅れたら生涯年収が1年分ごっそり消える。おそらく何百万という損失である。
留年しそうな学生にとっては本当に耳が痛いと思うが、できればストレートで卒業しよう。
ただ、はっきり言っておきたいが別に留年しても死ぬ訳ではないし、私の大学でも何割かは留年している。留年は決して珍しいことではない。
基本的なPCスキル習得
将来デスクワークの仕事をする場合、勉強に苦手意識を持つ人より、パソコンに苦手意識を持つ人の方が苦労すると思う。
大学生になって初めてPCを買った人は、大学のレポートや講義スケジュールの確認にしか使わなければ、せっかく高いPCを買ったのに全くPCスキルが身につかない。
また基本操作に慣れておけば仕事での苦手意識やつまずきが1つ減り、少し仕事が嫌になりにくくなると思う。
その理由は、PCはちょっとした作業でも何かつまづくと、解決までの手間と時間がバカにならないからだ。
PCで何かにつまずいたら、例えば1つ1つスマホを取り出し解決法をエンジニアのブログや知恵袋等から調べて頭に入れる作業を延々と繰り返さないとならないし、私の場合は解説記事そのものが専門的過ぎて理解できないこともザラだ。
受験勉強で例えると、「何かつまづいたときに「ここわからないから教えて~」と言える先生がいない、手元に模範解答がないためスマホでいちいち検索しないといけない。そしてやっと模範解答を見つけても全然理解できない。たった1つの工程を1つ調べるだけでかなり時間が潰れる。」に近い。
イライラすると思う。社会人になってから慣れない仕事と一緒にpc操作も覚えるのはキツイ。
本当はpc操作に慣れている人に横に座ってもらって手取り足取り教えてもらいながら作業をするのが理想だが、実際はその人も仕事を抱えていて忙しい。
ショートカットキーやpc設定等の基本操作くらいは自力で早めに知っておくのがオススメだ。
他にも全くPC使わないが何かしらPCを有効に使ってみたい学生は、まずは
Google日本語入力をインストールして入力を早く簡単にする
簡単なショートカットキーは一通り覚える(ネットサーフィンするとき、ショートカットキー一覧等をネットから印刷して脇に置いとくのがオススメ)
エクセルの講義がある場合、必修じゃなくても積極的に受講する
パソコン使うバイト(未経験OK,研修あり)を探す
エクセルで家計簿つけてみる
ゼミ発表で敢えてムダにパワポのいろんな機能を使う(Googleスライドも試す)
HTML/CSSでブログやゼミのHP作ってみる
ITパスポート試験<基本情報技術者試験<応用情報技術者試験を取る(国家資格で就活に使えるよ)
WEB学習サービス・IT企業の長期インターンシップ等でプログラミングを勉強する(独学はやる気がある人向けかも)
理系・芸術デザイン系なら専門ソフトをインストールして様々なツールの使い方を覚えたりプログラミングしたりPCを使いこなす一方、文系学生は普通に生きているだけなら殆どPCスキルが身につかない。気をつけよう。
資格の勉強
「行きたい業界がまだ定まっていない」という人は多いだろうが、どの業界でも大体TOEIC受けておけば使える。公務員試験でも職種によっては使える。
また、社会人になってから勉強するのは正直皆嫌だと思う。取ったほうが良い資格が既に明確な学生はぜひ早めに取ることを勧める。中年になってから自己投資に目覚めて資格を取るというのはもっと大変だからだ。
そもそも資格試験は受験料が高く、ネットで試験日程を確認したり受験の申込みをするだけでも面倒だ。私の場合、試験日が6月で大学の中間・期末テストと被ることも多かった。
そのため就活で資格を武器にするつもりがない等、勉強の明確な目的が無いなら資格取得は正直内定を取ってからでも間に合うと思う。
だがそれでも1番良いのは勉強しながらうまくスケジュール管理して同時並行で思い切り遊ぶことだ。
やりたいことをやって遊びまくるために、例えば私はバイトがない平日はほぼ毎晩大学の図書館に籠もって勉強・就活作業をして夜を学食で済ませていた。
理由は、平日は4限で講義が終わっていくら早めに帰れたとしても、疲れているし中途半端な夕方の時間帯のため、満足に遊べないからだ。
平日のバイトでは、シフトが終わってからバイト先の社員さんにお願いして9時の閉店時間まで自分のデスクで勉強させてもらっていた。
これはただの勤勉自慢に捉えられたかもしれないが、そうした方が「遊び」に休日を全て使える。
このように私の場合はバイトの有無に関わらず平日5日の夕方以降は勉強時間にし、皆が集まる土曜日を開けることで毎週友達とYouTubeのポケモン実況の撮影をしたり、飲み会やプチ旅行、ボルダリングなどで丸1日遊べた。
また学習効果の面でも、週2日の休日のまとまった時間に気張って勉強するより、5日間少しずつ平日に勉強する方が進捗が早いのだ。
極端な例だと、平日さえ勉強すれば、例え日曜が資格試験日でも前日の土曜に友達と丸1日旅行できるし、試験も通った。(簡単な資格だったため)
勉強も大事だが正直遊んでほしいと思うため、ちゃんと遊びたい学生は「平日だけ勉強法」を試してほしい。
ちなみに記事を書いている今の私の心境は「学生時代に資格を頑張っておけばキャリアを描きやすかったのにな…はあ…。」である。
貯金
「社会人はお金があるけど時間がない。大学生は時間があるけどお金がない。」は昔からよく言われる常套句だが、最近の大学生にはとてもお金が求められていると思う。
美容院にも行くだろうし、デート用のオシャレな服が必要だ。
私がオススメする留学や旅行にも航空券や食費・スーツケース代で何十万とお金がかかる。
また就活費用もバカにならない。私は金融業界を受けたこともあり、カバンやスーツ・靴・ベルト・シャツ・ネクタイにこだわって9万以上はかかった。それに私の大学は福岡だったため就活で何度も上京するたび交通費や宿泊費がかさんだ。(優良企業は交通費を出してくださった。感謝しかない。)
さらに奨学金を借りている人は将来の初任給を当てにし過ぎず、素直に貯金することが懸命だと思う。
私は日本学生支援機構から国立の4年間で約244万も借りているし、ニュースでは私立で首都圏の大学に進学する人なら借りる奨学金は利子がつくと1,000万近くなる人もいると報道されていた。
いずれにせよ実家が裕福でないなら、学生も貯金はした方が良いと思う。
最後に海外留学のススメ
海外留学を勧める理由は大きく3つだ。①コスパよく海外に長期滞在の経験ができる、②就活で留学経験をアピールできる、③いざというとき移住するためのビザを取りやすい。
普通、殆どの人はそう何回も海外に行く機会はない。裕福だったバブル世代の人でさえ、海外経験ゼロのまま生涯を終える人もザラにいる。つまり、裕福・エリートな学生ならともかく、一般の学生にとって海外経験はとにかく贅沢品だといえるのだ。
その本来中々手が出ない海外経験を、留学ならたっぷり数ヶ月〜1年間程度比較的安い旅費・学費で体験できるのだ。(それでも当時の私には高いと思ったが)
人生の豊かさには、お金(金融資産)だけでなく思い出(経験資産)も含まれると考えると、留学は思い出を確実に作れるという点が素晴らしい。
海外経験がない人からみると本当に羨ましいし、それがあなただけの資産になる。
単に、あなたが気持ちの良い思いをするだけでなく、留学経験は就活でも話せるのだから一石二鳥だ。
就活のアピールポイントが既にある人でも、留学経験をあえて面接で話さなくても良いが「他に学生時代打ち込んだことは?」と聞かれるかもしれない。そのときはぱっと話せる。
また留学が一石三鳥だと思うのは、留学先の大学を出ると多くの国でその国の就労ビザを取りやすく働き口を探しやすい点だ。さすがに日本で戦争は起こらないと思うが、もし何らかの理由で日本で生活しづらくなったとき少しでも逃げやすくなる。
話は逸れるが、現在の日本はGDP世界3位と十分豊かな国だと思うし、北欧諸国ほどではないにせよ生活保護制度を始め社会保証制度も充実している。医療費も普通は3割負担で済むし、ご飯も美味しいし、コンビニでビールやスイーツ等の嗜好品が学生でも気軽に買える国だ。
以下のサイトによると、世界中で移住したい国ランキングの中で日本は2位にランクインしている。(2020年のデータ)
この調査がどれほど信用できるかはわからないし、私は日本しか住んだことはないのだが、今の日本はとても住みやすい国だと思う。
ただ、この先20年はわからない。少子高齢化が進むことや東京オリンピックが失敗するかもしれないことは学生も知っているだろうし、私はコロナ対策の影響も大きな不安要素だと思っている。
例えば、コロナにより生活が困窮してしまった人々の支援、コロナワクチンや感染予防対策や検査、Gotoトラベル等多くの感染予防対策に政府は補正予算を何回も打ち出している。
この多額の出費は今苦しんでいる人々を救うために今絶対に必要なものであるが、この補正予算は当然税金で賄う。
この出費を今後何十年もかけて負担するのは、将来の高額納税者である今の大学生であり、ひょっとしたらその子供たち世代まで影響するかもしれない。
急にネガティブなこと書いてしまったが、要は日本がいつまでも豊かとは限らないから、学生のときから「海外移住の手段としての留学」と割り切って留学するのも良いのではないだろうか。
もちろん日本から逃げるときが来るというのはさすがに私の妄想で、半分冗談として考えてほしい。
ただ、このように留学は語学を学ぶこと以上にいろいろメリットがあるのだ。
別にネット上であのハーバード大学の講義すら見れる時代、「この大学のこの教授のこの研究がしたくて留学する」みたいなケースは理系の特殊分野を除きほぼないと思う。
留学の動機にまじめな大義名分など必要ない。せっかく飛行機のある時代に留学制度もある豊かな国に生まれたのだから、自分本位に思い切り楽しんでほしい。
社会人になってから海外移住したいと思ってもできなくはないが、時間もお金も勇気も知識も語学力も家族の理解も会社の理解もないことがほとんどである。
最後に、留学に関して気をつけてほしい。
私自身も大学2年生になって留学を考えたが、当時は学生課の担当者に留学経験のメリットを聞いても、一番気になる「就活に有利」という言質は得られなかった。そして視野が広がる等抽象的で無責任なメリットばかり挙げられ留学への興味が薄れてしまった。
また面倒な選考があり、準備期間を入れると留学開始は就活を始める3年生からスタートということになり私はすぐに諦めた。要は早めに動かなかったせいで就活と時期が重なり、留学も諦めたのである。
急かすようで悪いが、大学のお金で交換留学したいと思ったら大学1年生から準備を始めなければいけない場合もある。
興味がある方は本当にすぐ調べたほうが良い。
最後に
今の大学生はやることが多くて忙しいと思う。
当然、私が挙げたこと以外にも多くのやることがあるだろうし、就活では当然のように「大学時代何してたのか?(学業以外)」が問いたざされる。
ダラダラするならするで良いと思うが、どの学生も将来を見据えた段取りの良いキャンパスライフを送ることを一度は考えてみてほしい。
バブル世代や大卒が少ない地方の大人が言う「大学生なんて勉強しないしヒマでしょ?」は真っ赤な嘘だと私は思う。あなたはどう思うだろうか。